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医師がオンライン診療を実施するためには、厚生労働省が定める「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に従い、オンライン診療研修の受講が義務付けられています。

オンライン診療研修の目的は、医師がオンライン診療を安全かつ効果的に行うために必要な知識と技術の習得です。


オンライン診療研修のプログラムは、以下のようなものが挙げられます。

オンライン診療を行う医師向けの研修

緊急避妊薬の処方に関する研修

へき地における患者が看護師等といる場合のオンライン診療に関する研修

慢性頭痛のオンライン診療に係る適切な研修

伊藤 弘人(東北医科薬科大学 医療管理学教室 / 一般社団法人Healthcare BCPコンソーシアム)

「医療機関の災害への備えは地域レジリエンスを高める」

吉池 昭一(社会医療法人財団慈泉会相澤病院 / 一般社団法人Healthcare BCPコンソーシアム)

「地域消防団等住民防災組織、福祉施設・関係行政等と連携の強化による地域医療レジリエンスの形成における病院の役割」

丸山 嘉一(日本赤十字社災害医療統括監 / 一般社団法人Healthcare BCPコンソーシアム)

「日本赤十字社の地域レジリエンスの形成と地域連携に基づく災害救護活動」

野口 英一(戸田中央医科グループ災害対策特別顧問 / 一般社団法人Healthcare BCPコンソーシアム)

「日本病院会における水害アンケートに見る医療施設所在地域における水害危険と浸水防止対策等水害BCP」

2018年の実証実験の検証セミナーを開催しました。

当日参加した医師からは、「救急隊からの情報は音声であり現場の状況を想像するしかなかった。しかし、5Gによる映像伝送はあたかも目の前に患者さんがいるかのような状況を創り出すことが出来る。 さらに、複数の情報を一度に伝送できることから的確な判断が行いやすい。5Gは救急医療の現場で有効だ」というコメントをいただきました。

急な病気やケガをしたときに、「救急車を呼んだ方がいいのか」、「今すぐ病院に行った方が良いのか」などで迷った際に、電話でアドバイスを受けることができます。

救急医療相談

 看護師が傷病者の状況を聞き取り、「緊急性のある症状なのか」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。

 相談内容から緊急性が高いと判断した場合には、救急車の要請を、緊急性が高くないと判断した場合には、受診のタイミングをアドバイスします。

医療機関案内

 相談員が、現在受診可能な医療機関をご案内いたします。

救急現場における迅速かつ的確な治療、シームレスな救急医療体制の提供

患者の救命率向上には救急隊員が救急現場の状況や患者情報を素早く正確に搬送先に伝え、医師が応急処置等について医学的観点から指示、指導・助言し、病院到着後に迅速かつ的確な治療を行うことが重要です。地域によっては搬送先医療機関までの長時間移動が課題となっており、限りある医療資源を有効活用したシームレスな救急医療体制の提供が求められています。

本セミナーのテーマは『距離を超える救急医療:遠隔医療が強化する院内・地域連携』です。独立行政法人国立病院機構災害医療センター院長の大友康裕先生を座長としてお招きし、社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院 聖隷浜松病院 救急・集中治療科部長の土手尚先生と、聖マリアンナ医科大学救急医学及び Brigham and Women's Hospital Department of Emergency Medicine の沼田賢治先生に、「Teladoc HEALTH」を活用した救急外来及びICUの遠隔支援についてご講演頂きます。

実証実験を続けてきました医療情報の遠隔共有のガイドラインが厚生労働省より公表されました。今年の12月よりスタートします。

導入のコンサルテーションのご相談も受付開始しました。

担当藤井までご連絡お願いします。


医療機器を備えた車で通院が難しい患者などを遠隔診療する「医療MaaS(マース)」を網走市が来年度から道内で初めて実施するのを前に、関係者に向けた体験会が行われました。


体験会は市の保健センターで行われ、オンラインでセンター内の医師と患者役の水谷市長を乗せた車とをつないで遠隔での診療が行われました。

遠隔診療を行った網走厚生病院の横山良司医師は「網走市内は冬場、通院が困難になるので将来的にさらに地域を拡大できれば大きなメリットになると思う」と話していました。

水谷市長は「通院が難しい高齢者が増えているので『医療MaaS』を、この地域に根付かせていきたい」と話していました。

網走市は、12月1日から行われる実証実験の結果をふまえ、来年度から市内の希望する医療機関と連携して「医療MaaS」を実施することにしています。